異世界漫画紹介

「蜘蛛ですがなにか」ポップな女子高生がガチのバトルに挑戦

「蜘蛛ですがなにか」は、「ヤングエースUP」で掲載されている異世界転生マンガです。

蜘蛛に転生するという珍しい設定で、バトル展開がメインの作品です。

 

女子高生の「私」がいきなり転生するところから話が始まります。彼女は気がつけば、蜘蛛として転生していました。

周りの蜘蛛から何とか逃げつつ、食べ物もろくにない(何を食べたらいいかわからない)という状態から命からがら生き延びます。

そして、ゲームのように自分のHPやMP、スキルを覚え、成長することに気づいた彼女は、この世界でたくさんの強敵と戦っていく・・というストーリーです。

Contents

とにかく異色の設定だらけ

本作は、異世界転生モノのなかでも、ありとあらゆる点が異色です。

まず、主人公が女子高生。女の子が主人公の異世界転生マンガは少なくはありませんが、ほとんどが恋愛もの(恋愛シュミレーションゲームの世界に転生)です。

本作のように、バトルがメインの作品で、女子高生が主人公というのはかなり珍しいです。

 

また、転生するキャラが「蜘蛛」というのも珍しいです。

人間以外に転生する例は確かにありますが、魔王やスライム、剣や骸骨など、剣と魔法の世界観のキャラクターに転生するのが普通です。

そんななか、蜘蛛という現世にもいる昆虫に転生するというのは相当珍しいでしょう。

ちなみに、蜘蛛といってもグロテスクな感じではなく、ポップに描かれています。

蜘蛛ですが何か紹介画像
(出典:「蜘蛛ですがなにか」)
※転生直後の様子。蜘蛛がポップに描かれています。

中身はガチガチのバトル漫画

このように設定がかなり特殊な本作ですが、中身はガチガチのバトル漫画です。

HPやMPだけでなくスキルポイントの概念もあり、その増減も意識しながら戦います。

また、色々な経験や苦戦によって、色々な種類のスキルが身に付き、それがレベルアップしていきます。

 

バトルも一方的に無双する展開は少なく、少年漫画のように強大な敵と、互いに死力を尽くして戦います。

このあたりは異世界転生マンガではなく、昔から親しまれている、少年誌で掲載されているバトル漫画のようなものと言っていいでしょう。

 

また、バトルと育成以外の展開はほとんどなく、ハーレム展開や見返し展開などもありません。

ひたすら強敵とのバトルと成長を描いており、しかもそれだけで読者をひきつける展開になっているところが非常に優れているところです。

女子高生らしく、ポップな雰囲気

このように、中身がガチガチのバトル漫画ですが、主人公のノリやせりふ回しが女子高生らしくとてもポップです。

全体的に軽い感じで読み進められるので、それが本作の魅力でもあります。

生きるか死ぬかというギリギリの場面でも、深刻になりすぎない不思議な雰囲気がある作品です。

ガチガチのバトル漫画なのに、女子高生らしいポップな雰囲気を取り入れることで、ほかの作品にはない魅力を作りだしています。

ポップな雰囲気のガチガチのバトル漫画が少ない人にオススメ

以上、「蜘蛛ですがなにか」の紹介でした。

無双度:★★★
ハーレム度:★
ギャグ度:★★★★
シリアス度:★
色気度:★
バトル度:★★★★★
スローライフ度:★★

蜘蛛に転生するという変わった設定が好きな人にオススメ

少年漫画的なガチガチのバトル漫画が好きな人にもオススメ

ポップな雰囲気の作品が好きな人にオススメ

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