「魔王学院の不適合者」は、「マンガUP」などに掲載されている転生ジャンルの作品です。
なろう系小説のコミカライズ作品で、魔王を主人公にしたバトル中心のマンガです。
かつて暴虐の限りを尽くした魔王・アノスは、人間の勇者との争いをやめ、平和な世界を築くために、勇者に自らを討たせ、2千年後の世界に転生します。
そこでは人間の夫婦の子に転生し、魔法であっという間に赤ん坊から青年に成長します。
2千年後の世界は魔法が退化しており、自らをかつて生み出した7人の眷属がアノスをあがめ、魔王を育てる「魔王学園」を築いていました。
自分が魔王アノスであることを気づかれず、魔王学園からの招待状を得たアノスは学園に入学して・・というストーリーです。
Contents
魔王×チート無双の設定
異世界転生でなく、同じ世界の中での転生です。厳密にいうと異世界転生ではありませんが、内容的には完全に異世界転生マンガの王道をいく展開です。
自分の時代よりも魔法が退化した時代で、自分の子孫たちの中に混じるアノスが、もはや無双しないわけがありません。
(出典:「魔王学院の不適合者」)
※2000年後の魔法の退化に真剣に驚くアノス
学園の入学試験で、早速彼を見下すキャラが登場しますが、案の定ボコボコにされます。
魔王という設定なので、すこし残酷なやり返しになりますが、アノスを見下してくる相手に対してきれいななやり返しが楽しめます。
残酷なだけではない主人公
最初は魔王チックでシリアスよりのストーリーになるかと思いきや、ヒロイン・ミーシャの存在でほんわかする展開にもなります。
アノスは、自分に向かってくる非道な輩には容赦がありませんが、性格自体は残虐というわけではなさそうです。
自分を慕うミーシャに優しくし、彼女の願いが叶うように動くこともあり、残酷な魔王と優しい魔王の両方の面を見ることができます。
癒しになる両親の存在
魔王とその子孫たちという物語なので、シリアスなシーンが多いのかと思いきや、意外とそうではありません。
それはヒロインのミーシャの存在もありますが、何よりも大きいのは、両親のぞんざいです。
アノスの生みの親である両親は人間なのですが、アノスへの親バカ度合いが半端ではありません。
心配性な母親と、深く考えない父親の天然ぶりが本作に笑いを与えてくれます。
・アノスが魔法で赤ん坊から青年に成長しても「この子は天才だから」と納得
・アノスがいきなり魔王学園に行くと言われても納得してついていく
・魔王学園に入るときには周りの目を気にせずに大声で応援
という、かなりの天然&親バカぶりを発揮します。
アノスの方も、母親の料理が大好きで、「キノコのグラタンが食べたい」という要望を言います。
かつては残虐なこともしていた魔王アノスが、親の愛情に触れ、それを心地よく感じる場面も多々あります。
単に魔王が非道の限りを尽くすという展開にはならないところが本作の面白いところです。
転生チート無双の魔王が好きな人にオススメ
以上、「魔王学院の不適合者」の紹介でした。
無双度:★★★★★
ハーレム度:★★★
ギャグ度:★★★
シリアス度:★★★★
色気度:★★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★
残酷だけど優しい魔王が好きな人にオススメ
家族愛がある作品が好きな人にオススメ
自分が始祖という設定が好きな人にオススメ