「異世界料理道」は、「コミックファイア」というwebサイトで連載されている、異世界転生ジャンルのマンガです。
グルメ、料理のジャンルで、なろう系小説がコミカライズされた作品です。
Contents
料理人見習いが異世界転生
高校生の津留見明日太(つるみあすた)は、父親の経営する食堂で料理の見習いとして働いていました。
そんな中、実家の食堂が火災にあい、明日太は大事な料理包丁を持ち出すべく火の中に飛び込んでいきます。
気がつけば明日太は森の中におり、獣に襲われたところをを部族の娘、アイ=ファに拾われます。
(出典:「異世界料理道」)
※アイ=ファ。美人ですがあたりがキツイ!
アイ=ファとの出会いによって、自分が異世界に転生したことを知り、明日太はアイ=ファとともに生活するところから話が始まります。
料理の腕だけで無双
ジャンルとしては料理のジャンルで、主人公が、自分の作る料理通じて周りからの信頼を得ていく物語です。
異世界転生ものとしては珍しく、なんの能力も与えられず、転生前のスペックだけで生きることになります。
転生した世界では、食事は生きるためのもので、美味しく調理するという概念がありません。
そういう文化の中、明日太が料理の腕を振るっていうストーリーです。
よそ者状態から信頼を得ていく
転生した世界では、昔の日本や、部族でよくあるように、アイデンティティが「家」単位であり、家族行事に重きをおいています。
また、信頼できるもの以外は冷たくあしらうような、排他的な価値観が強く根付いています。
このような価値観の集落だと、家族の結びつきが強い一方、よそ者には風当たりが強くなります。
そのため異世界からやってきた明日太はもちろんのこと、彼を拾った娘のアイファも、実はとある理由によって周りからは孤立しています。
このような環境の中で、最初は孤立していた二人ですが、明日太の作る料理きっかけに、周りからの信頼を得て行くところが楽しめます。
信頼を得ることの爽快感
本作では明日太以外の部族のキャラクターは全員トーンが貼られ、褐色になっています。
これによって、明日太が見た目にも異質な存在であることがわかるようになっています。
このように、疎外感を演出するために細かい工夫をしており、その分明日太が信頼を得ることでの爽快さが大きく描かれます。
見下されたよそ者が、料理というスキルで相手の心を開き、信頼を得ていく過程が面白い作品です。
そして、周りの人物と同様に、アイ=ファからの気持ちも変わっていきます。
ツンデレなところがある(というかそういう面が強い)アイ=ファと、恐らく鈍感な明日太の関係がどうなっていくかということも楽しみです。
よそ者扱いからの成り上がりを楽しみたい人にオススメ
以上、異世界料理道の紹介でした。
無双度:★★★
ハーレム度:★
ギャグ度:★★★★
シリアス度:★★
色気度:★★
バトル度:★
スローライフ度:★★★
料理漫画が好きな人にオススメ
人の心を開いていく展開が好きな人にオススメ
褐色の肌が好きな人にオススメ