「黒の魔王」は、「comic walker」で掲載されている異世界転生マンガです。
なろう系小説のコミカライズ作品で、シリアスな展開が多いバトル漫画です。
平凡な男子高校生の黒乃真央は、謎の頭痛により、倒れてしまいます。
目覚めるとそこは異世界の実験施設。彼は正体不明の力を与られ、殺し合いをさせられます。
繰り返させる人体実験や殺し合いに、だんだんと黒乃はこれまでの記憶や人間としての意思が消えていきます。
そんななか、実験施設のなかで事故が起こり、その隙に逃げ出すことに成功、外の世界に飛び出した黒乃は、「クロノ」として、新しい生活を送る・・というするストーリーです。
Contents
読む人を選ぶダークファンタジー
異世界転生によって力を手に入れる・・という点は異世界転生マンガの王道ではありますが、本作はその過程がなかなか残虐でシリアスです。
普通の高校生だったクロノが、人体実験をさせられ、殺し合いをさせられるというストーリーはなかなかシリアスで、読む人を選ぶかもしれません。
(出典:「黒の魔王」)
※高校生だったクロノは、実験体として殺し合いをされられます。
シリアスな展開以外にも、恋愛要素や、冒険者として俺TUEEEな展開もあるのですが、その世界に出た後も、時折シリアスな展開がクロノを襲います。
ダークファンタジーが好きな人には楽しめる展開だと思います。
モンスターではなく人間の醜さを描く作品
本作では、獣人やエルフ、ネレイドなどのモンスターが味方キャラとして登場する一方、一部の人間が敵として残虐な行為を行います。
シリアスな展開が多いダークファンタジーと言っても、ただモンスターが残忍、という話ではなく、人間の悪意や欲深さを効果的に描いていると言えるでしょう。
そういう、人間の醜いところを描いた人にオススメできます。
ハーレム展開もあり(ただしヤンデレ)
また、シリアスな部分が目立つものの、異世界転生マンガらしく、ハーレム展開は若干あります。
敵という立場で、強力な力がありながら、なぜかクロノを殺そうとはしない女性キャラや、クロノにベタ惚れなエルフ「リリィ」もいます。
このリリィは普段は無邪気な女の子なのですが、奥に眠っている大人の意識がヤンデレ気質で、本作最強レベルの力を誇ります。
クロノを脅かす相手には残虐なことも厭わない性格の持ち主で、このリリィのキャラクターも本作のダークファンタジーさに拍車をかけています。
このように、ダークファンタジーと異世界転生がうまくブレンドされている作品でもあります。
異世界転生とダークファンタジーが好きな人にオススメ
以上、「黒の魔王」の紹介でした。
無双度:★★★★
ハーレム度:★★★
ギャグ度:★
シリアス度:★★★★★
色気度:★★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★
ダークファンタジーと異世界転生マンガがブレンドされている作品を読んでみたい人にオススメ
ヤンデレヒロインが好きな人にオススメ
シリアスなシーンが好きな人にオススメ