「八男って、それはないでしょう!」は、「Comic Walker」で連載されている異世界転生マンガです。
本作は、2020年4月よりアニメ化がされ、にわかに話題になっています。
本サイトでも最近閲覧が増えているので、改めてその魅力を特集してみます。
Contents
「八男」の魅力は美少女キャラハーレム&成り上がり
「八男って、それはないでしょう!」は、ストレートな異世界転生マンガと思いきや、微妙にひねられた設定がされています。
ブラック企業で働く社会人の主人公が、異世界の貴族に転生し、魔法の才能を持つチート能力を持つことになります。
しかし、貴族の八男という立場のため、家をそのまま継ぐことができず、自力で生計を立てないといけなくなります。
そんな本作は、強力な魔法の力で無双し、凶悪な敵を倒し有名になり、美少女たちからモテモテになるという展開が楽しめます。
つまり、「八男」の魅力は
・魅力的な美少女たちによるハーレム
・貴族&冒険者として成り上がり
の2点にあると言っていいでしょう。
「八男」登場キャラクター紹介
それでは、「八男って、それはないでしょう!」で活躍する魅力的なキャラクターを紹介していきます。
ヴェル
フルネーム:ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター
出自:バウマイスター騎士爵家当主の八男
性格・特徴:転生者、もともと25歳の社会人。落ち着いた性格。
得意ジャンル:魔法
本作の主人公。現世で社畜として働いていたが異世界に転生する。
もともと25歳ということもあり、同年代の仲間より落ち着いた性格をしている。トラブルを好まないが、周りからの期待のため、面倒ごとに巻き込まれることが多い。
八男という立場のため、生計を立てていくために腕を磨いていたが、本来は武功に興味はなく、貴族のきらびやかな世界への憧れもない。
しかし、成り上がっていくために嫁候補を送り込まれ、順調にハーレムが築き上げられていく。
ルイーゼ
フルネーム:ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク
出自:ブライヒレーダー辺境伯家の陪臣家の側室の子
性格:明るく活発で積極的。ませている。
得意ジャンル:魔法を使った拳法
学園時代にヴェルに助けられたことからパーティを組み、冒険者仲間としてヴェルとともに行動する。
ヴェルに好意を抱き、冒険仲間だけでなく、嫁候補としてのポジションを確保する。
ショートヘアの可愛らしい見た目で、スタイルも子供っぽいが、拳法の使い手で活発な性格。ヴェルに対しても積極的にアプローチする。
イーナ
フルネーム:イーナ・ズザネ・ヒレンブラント
出自:ブライヒレーダー辺境伯家の陪臣家の三女
性格:大人しく控えめ。クール。
得意ジャンル:槍
ルイーゼと同じく、ヴェルに助けられたことから彼に同行。
例によってヴェルに惚れており、冒険者仲間兼嫁候補となっている。
ルイーゼとは対照的に、背が高くスレンダーな見た目で、クールビューティ系のキャラクター。
性格は大人しく控え目で、ルイーゼに比べて直接的なアプローチは少ない。
エリーゼ
フルネーム:エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム
出自:ホーエンハイム枢機卿の孫娘
性格:おしとやかだが恋愛には積極的
得意ジャンル:回復魔法
枢機卿の孫娘という立場で、由緒正しいお嬢様で、聖女としての評判も名高い。
貴族の間で有望株とされているヴェルへの政略的な意味合いで許嫁となる。
自信の悩みに共感してくれたヴェルに好意を抱き、立場もあって嫁候補の本命的な位置づけとなる。
おしとやかな性格だが、スタイルは抜群。恋愛には積極的で、ヴェルにアプローチすることも多い。
エルヴィン
フルネーム:エルヴィン・フォン・アルニム
出自:騎士爵家の五男
性格:明るく活発な男の子
得意ジャンル:剣
ヴェルが入学した学院にて隣の席だったことから、パーティを組み、冒険者として共に戦う仲間。
典型的な男の子キャラで裏表がなく、明るい性格。ヴェルとパーティを組むことで共に成功し、成り上がっていく。
本来は主人公の親友ポジションなので、準主役クラスではあるが、本作はなにぶんハーレム展開を重視するので、ポジションのわりに影が薄くなりがち(だと個人的には思います)。
ブランターク
フルネーム:ブランターク・リングスタット
出自:ブライヒレーダー辺境伯家の筆頭魔法使い
性格:経験豊富な魔法使い、貴族の儀礼などを嫌う
得意ジャンル:魔法
ヴェル達よりも二回りくらいの年上のおっさん。
早世したヴェルの魔法の師のさらに師匠に当たる人物であり、魔法使いとしての能力が非常に高い。
その経緯もあり、若いヴェル達の後見人的なポジションで彼らをサポートするが、貴族の儀礼的なものが嫌いで、面倒なことをしばしばヴェルに押し付ける。
貴族の身分を覚えれば、「八男」をより楽しめる!
「八男って、それはないでしょう!」では、このように中世的な世界観で、身分の高さを表す言葉として、「爵位」が使われています。
爵位とは、「公爵」だとか「男爵」と言われているもので、他の異世界漫画でもよく登場します。
爵位について知っておけば、それぞれのキャラの立場や、成り上がりの様子がよくわかります。
いい機会なので、ぜひ覚えてみましょう。
まずは、爵位を最も単純に設定した、5つの爵位(5爵位)を押さえましょう。
公爵(こうしゃく) |
侯爵(こうしゃく) |
伯爵(はくしゃく) |
子爵(ししゃく) |
男爵(だんしゃく) |
この5つの分類は、実際に過去の日本でも用いられた爵位で、まずはこの5つを覚えるのがわかりやすいです。
ただし、貴族のイメージが強いヨーロッパでは、もっと多くの爵位が決められています。
公爵(こうしゃく) |
侯爵(こうしゃく) |
辺境伯(へんきょうはく) |
伯爵(はくしゃく) |
子爵(ししゃく) |
男爵(だんしゃく) |
準男爵(じゅんだんしゃく) |
騎士(爵) (きししゃく)※「騎士」とされることも多い。 |
辺境伯という、国境付近の僻地を支配権する地位から生まれた爵位と、騎士という、日本でいう武士のような地位から生まれた爵位という地位もあります。
この辺りまで覚えておくと、「八男」の人間関係がより楽しめるので、覚えてみることをおすすめします。
覚えておきたいその他のワード
これらの爵位に加えて、もう少しだけ付け加えて、2つのワードを紹介します。
これも知っておけば、メインキャラ達への理解がほぼ完璧になるはずです。
陪臣(ばいしん)
当主に仕える家臣のさらに家臣のこと。
当主←(仕える)←直臣←(仕える)←陪臣 のようなイメージ。
当主に直接仕える直臣(じきしん)よりも、立場は弱い。
枢機卿(すうききょう)
教会のトップである教皇を、直接補佐する立場。
当然教会内では強い立場にあり、世間的にも有名。
各キャラの立場の高さはどのくらい??
こうして、爵位などの意味が分かると、それぞれのキャラの身分がどのようなものかわかります。
ヴェル・エル
騎士爵という爵位のなかでも一番低い身分。五爵位とされる「公・候・伯・子・男」のなかの一番下の男爵よりもさらに下。
ルイーゼ・イーナ
辺境伯という、5爵位のほぼ中間くらいの立場の家ながら、自分の家が辺境伯ではない。
本人たちは、「辺境伯に仕える直臣」に仕える陪臣であり、現代の企業で言うと孫請け・二次下請けのようなもの。
そのため、騎士爵の生まれであるヴェルとエルと接するときも、身分の差を感じさせる様子はない。
エリーゼ
枢機卿の孫娘であり、自分自身も聖女としての評判を持っている。
「枢機卿」は、貴族の身分ではないが、中世では、国王と並ぶほどの権力者である教皇に直接仕える立場。
貴族の立場で例えると、五爵位のトップである公爵クラスかもしれない。
そのため、同じ嫁候補のなかでも立場が抜きんでており、ルイーゼとイーナは彼女に気を使う様子がよく見られる。
爵位がわかると、立場や成り上がりもはっきりわかる
キャラクター紹介でもある通り、もともとヴェルは騎士爵という、爵位の中では最底辺の家の子です。
しかし、チート能力による大活躍で、冒険者になる15歳のころには男爵の地位を得ることになります。
ヴェルは、今後も色々な活躍で、次々に爵位がレベルアップしていきます。
それぞれの爵位とそのレベルの高さを知っていると、彼の成り上がりがより具体的にイメージできます。
ヴェルの成り上がり(巻き込まれ)ストーリー
ここまで、「八男」のキャラクター達について紹介しましたが、ここでもう一つの魅力である、成り上がりストーリーも紹介します。
ヴェルは、貴族でありながら冒険者でもあり、魔法の力での活躍が楽しめます。
その代表的なエピソードの一部を紹介します。
兄弟の結婚式に行くはずが古竜退治??
兄弟の結婚式に呼ばれたヴェルは、仲間たちと飛行船で船旅にでますが、人間では到底太刀打ちできないゾンビ化したドラゴンと出くわします。
お目付け役の魔法使い・ブランタークは、とある理由でその対峙を、なんとヴェルに丸投げします。
(出典:「八男って、それはないでしょう!」)
初の魔物退治がいきなり古竜!?どうする!ヴェル!?
初のダンジョン探索でまたもドラゴン??
15歳になり、正式に冒険者としての資格を得たヴェル達に、国からの「強制依頼書」が届きます。
冒険者として完全なルーキーにも関わらず、王家からのじきじきの指名で、逃れることのできないヴェル達は危険なダンジョンに挑まざるを得なくなります。
(出典:「八男って、それはないでしょう!」)
そこは、手練れのパーティ達も全滅してしまう恐ろしい場所で、彼らの前にまたもドラゴンが立ちはだかり・・
一筋縄ではいかない里帰り
冒険者として大きな成果を挙げ、名誉と財を手に入れたヴェルは、王国内でも一気に有名人になります。
そんな彼は、依頼を受ける形で里帰りすることになります。
騎士爵の八男という生まれながら、自信は男爵に成り上がってしまったヴェルに対し、バウマイスター本家の長男は当然面白くありません。
案の定、里帰りしたヴェルに面倒くさい絡みかたをしてきて・・
美少女ハーレムや貴族の成り上がりが好きな人にうってつけ
このように、本作は、魅力的なキャラクターによるハーレムや、成り上がり展開(やそれに伴う厄介ごと)を楽しめます。
ところどころにギャグもあり、明るく楽しめるストレートな異世界転生マンガです。
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また、2020年4月~アニメ化もされているので、興味がある人はアニメも楽しむといいでしょう。
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