剣と会話できる設定の異世界マンガ注目作品７選！

異世界ファンタジー漫画といえば、主人公たちが剣と魔法を使うのが王道の展開です。

小さい頃から漫画やゲーム・アニメなどで、剣と魔法で敵をやっつけるシチュエーションに憧れた人も多いでしょう。

 

そういう憧れがあってか、異世界マンガの中には、剣に人格を持たせる設定のものもあります。

 

そこで今回は、毎日３６５日異世界漫画を読んでいる私が、剣に自我がある設定の異世界漫画のなかでも、オススメの作品をまとめました。

 

転生したら剣でした

剣に転生するというまさかの異世界転生

ファンタジー世界で奴隷として、 扱われていた獣人の娘・フランは、モンスターに襲われて命の危機に陥ります。

その時、なぜか地面に刺さっていた剣から、「俺を抜け」と言う念話が聞こえてきて・・という展開です。

 

本作は、主人公の転生者が、人間ではなく剣に転生するという斬新な設定です。

剣として転生し、強力な力を得ながらも、獣っ娘のフランを救うことがきっかけで、彼女の戦闘の師匠兼武器となります。

主人公の剣は、基本的にはフランに使われる形になりますが、戦い方のアドバイスをします。

また、自立して魔法が使えるので、自力でも戦うことができ、フランの剣術を合わせて連携技を繰り広げたりします。

 

ちなみに、このような面白い設定だけが本作の魅力ではなく、主人公の剣としての能力が向上したり、フランの剣の戦い方が向上していく成長展開も楽しめます。

また、基本的にはバトルメインの作品で、彼らは旅をしながら各地で事件に巻き込まれたり、依頼に答えたりしながらバトルを繰り広げます。

 

主人公が剣と少女であるため、異性からモテモテというハーレム展開はありません。

その代わり、バトル展開がしっかり描かれており、突然新しい力に目覚めて簡単に大逆転というような大味なバトル展開などはありません。

主人公たちの色々な能力を駆使したり、新しく習得したスキルを試したりするなどの細いバトル描写が充実しています。

 

異世界転生漫画は、無双展開を強調するために、バトルを大味に描くことが多いのですが、本作はそうではなく緻密に描かれています。

 

 暴食のベルセルク～俺だけレベルという概念を突破する～

虐げられてきた主人公が魔剣とスキルで成り上がる

ファンタジー世界で街の門番をしている主人公のフェイトは、役に立つ能力をもっておらず、周りから馬鹿にされてきました。

しかしある時、自分の真の力に目覚め、さらに妙な魔剣と出会うことで強力な力を手に入れて・・という展開です。

 

本作は、強力な力を得たものの、生き物の魂を吸わなければ暴走してしまうというリスクを背負った少年の物語です。

自分に備わっていたスキルの「暴食」は、大食いでしかない役立たずスキルかと思いきや、実は相手の命を奪い、魂を吸うことで、普通の人の限界を超えて強くなれるというチート能力でした。

 

この能力に、武器としての性能が高いが、生命の命を吸わないと暴走してしまうリスクがある魔剣の力が加わり、さらに強力になります。

魔剣には自我があり、主人公と念話で会話しながら戦いを有利に進めます。

自分の敵になる悪の存在を、容赦なく次々と喰らっていくバトル展開が楽しめます。

 

ちなみに、主人公の少年はもともと心優しい心があり、彼が喰らう相手はモンスターや悪党です。

そのため基本的には悪を倒すヒーローであり、剣のために善人の命を奪うような残酷な展開にはなりません。

 

また、主人公には力を持つ前から慕われているヒロイン（お嬢様）がおり、ハーレム展開というよりも純愛展開が楽しめます。

しかし、主人公は魔剣のために戦いに明け暮れなければならず、人知れず闇の世界に生きる道を歩むことになります。

対してヒロインは、貴族のお嬢様で、表舞台で生きることを強いられます。

 

そのため、フェイトはヒロインから距離を置き、別々の道を歩むことになります。

最近の異世界ファンタジー作品には珍しく、主人公とヒロインが一緒に行動しないという展開も見どころです。

 

万年Dランクの中年冒険者、酔った勢いで伝説の剣を引っこ抜く

冴えない冒険者がなぜか伝説の剣を引っこ抜いてしまう！

若い頃に利き腕を怪我してしまった、主人公のルーカスは、冒険者として戦力にならず、パーティーを組む仲間に、荷物的な存在として働かされています。

当然彼らからのあたりは強く、その鬱憤を晴らすために酒に酔うこともしばしばです。

そんなある日、「英雄しか抜けない」と称されている伝説の剣を、酔ったはずみで抜いてしまい・・という展開です。

 

本作は、RPGなどの設定で昔からある、「主人公の勇者が、岩に刺さった伝説の剣を抜く」設定を、パロディとして使っているところが面白いです。

主人公が暮らす街の中には、伝説の英雄しか抜けないとされている剣があり、どんな力自慢が抜こうとしても抜けません。

それを、さえない冒険者であるはずのルーカスがなぜか抜いてしまうというところから話が始まります。

 

ルーカスが抜いた剣はウェヌスという名前があり、念話で主人公に話しかけます。

そして、ウェヌスの能力で、負傷して使えない利き腕が治り 、おっさんだった体が若返ります。

 

そしてウェヌスは、持ち主が女性と性行為をすることでエネルギーを得て、どんどん強くなる能力を持っています。

そのため主人公に、ハーレムを作ることを勧めてきます。

実際ルーカスはそこそこモテるようになりますが、美少女剣士のヒロインに一途で、ハーレム化に抵抗するというラブコメぶりが楽しめます。

 

そして、ウェヌスはルーカスの成長に合わせて段々強くなり、幼女の姿に変身できるようになります。

他にも、お尻が魅力的な怪力少年も仲間になるなど、珍しいパーティ構成で活躍するようになります。

このように、落ちぶれていた主人公が、剣の力で覚醒し、個性的なキャラクターたちと冒険するという展開が魅力の作品です。

 

邪剣さんはすぐブレる

最凶すぎる剣と、無邪気すぎる妹が繰り広げるドタバタコメディ

本作は、ファンタジー世界をベースにしながら、スマホなどの現代技術が発達している平和な世界で暮らしている兄弟が主人公のギャグ作品です。

無邪気でやんちゃな妹のモニカと、親代わりに彼女を育てる兄のルカスですが、ある日モニカが禍々しい雰囲気を放つ凶悪な剣を拾ってくるところから、物語が始まります。

 

本作は、異世界ファンタジー世界を舞台にしたギャグマンガで、やんちゃな妹と謎の剣が引き起こすドタバタコメディが楽しめます。

モニカが拾ってきた剣は、人の言葉を理解し、なぜか関西弁でしゃべるおかしなキャラクターで、剣の部分を胴体にして手足を生やし、自立して歩行します。

 

そして、山を軽く吹き飛ばす破壊能力を持ったジャスティスブレーバーと、ヒーローごっこが大好きなモニカがコンビを組んで暴走するのを、兄のルカスが全力でツッコむというコメディ展開が楽しめます。

ちなみに話が進むにつれ、モニカたち以外にも、盾で局部を隠す変態なおっさんなど、色々な奇妙なキャラクターが登場し、ドタバタぶりに拍車がかかってきます。

 

そんなギャグメインの作品ではありますが、絵のタッチが綺麗で、デッサン力が異常なレベルなのも特徴的です。

やっている内容はバカバカしいのですが、それぞれのキャラクターが中世ヨーロッパのような美形になっており、画力を無駄に使っているのも個人的には好きです。

 

魔剣師の魔剣による魔剣のためのハーレムライフ

孤独だった主人公が愛する刀と異世界ハーレム冒険

主人公のソウジロウは現世に生きる青年ですが、剣の道に興味があり、ひたすら剣を振るう毎日でした。

そんな彼は周りから理解されず孤独な日々を送っていましたが、ファンタジー世界に転生することになり、かつて自分が振るっていた剣とともに旅をすることになって・・という展開です。

 

本作は、現世の若い青年が異世界に転生する王道設定ながら、そのキャラクターが独特です。

ソウジロウは、ゲームや友人に興味がなく、ひたすら剣を振るうだけの毎日で、周りからは変人扱いされていました。

転生するきっかけも、いきなり強盗に刺されながらも、相手を刺し返し、相討ちまで持ち込むという武人っぷりです。

「悪は遠慮なく殺す」という強いメンタルの持ち主で、とても現代の若者とは思えないキャラっぷりが面白いです。

 

そして、現世から愛用しており、ともに転生してきた剣の「蛍」が自我を持ち、戦闘をサポートしたり、戦い方を教えてくれたりなど、ともに旅をすることになります。

この蛍が人間の姿になり、これがかなりセクシーな黒髪美女です。

本作はタイトルにもあるとおり、ハーレムとお色気展開にも特化しており、早いうちから絡みのシーンが楽しめます。

 

直接的な行為のシーンはさすがに描かれませんが、イチャイチャする描写はかなり多く、しかもかなりセクシーに描かれているため、見応えは満点です。

また、蛍以外にも、主人公が最初に助けるキャラクターが従者として旅に同行し、もちろん彼女もお色気な関係になります。

そのため、ハーレム展開やお色気描写に非常に特化しているという魅力もあります。

 

このように、主人公のキャラクターが特殊というだけではなく、黒髪美女の剣とともに旅をし、さらにヒロインたちとのお色気をいっぱい堪能することができるという、魅力にあふれる作品です。

お色気展開が多めの、冒険漫画が好きな人にオススメできます。

 

偽・聖剣物語　幼なじみの聖女を売ったら道連れにされた

聖剣が魔剣に変わるほどの腹黒さを持つ異色の主人公

平和な村で生活していた青年のアリスターと美少女のマガリは、村の人から評判の美男美女コンビです。

しかし、その見た目とは裏腹に、二人は腹黒いキャラで、互いの本性を知る二人は、顔を合わせれば罵り合う関係です。

そんな二人ですが、マガリが聖女として王都に呼ばれるところから始まるストーリーです。

 

ヒロインの美少女が聖女になり、主人公のアリスターが聖剣に選ばれるという、ファンタジー漫画の王道展開なストーリーですが、本作の特徴は主人公達の腹黒さで、そのキャラクターが面白いギャグ漫画になっています。

森に眠っている聖剣ですが、使い手として選んだ相手と念話ができる能力をもち、アリスターを使い手の勇者として選びます。

アリスターは、モンスターから助かるために聖剣を抜くのですが、聖剣から与えられる使命に難癖をつけて放棄しようとします。

 

さらに、持ち主の心に応じて特色が変化する聖剣ですが、アリスターの腹黒さに触れることで刀身がどす黒くなり、魔剣化してしまいます。

 

美少女を助けたり、悪の組織と戦ったりするのですが、聖剣からの指示をアリスターが面倒くさがり、ことあるごとに喧嘩する展開が楽しめます。

剣とその使い手が協力して活躍するという展開からは程遠く、嫌がる主人公を聖剣が強制させてなんとか悪を倒すというコンビ関係が面白い作品です。

 

ガベージブレイブ 異世界に召喚され捨てられた勇者の復讐物語

チートスキルと名剣の力で異世界人に復讐を誓う

クラスメイト達ごと異世界に転生させられた主人公のツクルは、料理人という戦闘には役に立たない職業を与えられます。

それに失望された異世界の人間たちに追放され、魔物の巣食う森に飛ばされてしまいます。

身勝手に転生させられ、役立たずの烙印を与えられた主人公は、呼び出した人間達への復讐を誓い・・・という展開です。

 

本作は、理不尽に召喚してきた異世界の人間達への復讐が、メインのストーリーです。

最初は役立たず職業と思われた職業の「料理人」ですが、自ら回復食を生み出したり、調理したモンスターの肉を食べることで、その能力を得ることができたり、さらには相手に触れることで相手を分解するなどのスキルで無双することに成功します。

これらだけでも十分チートなスキルですが、それに加えて、とあるモンスターから奪った剣が自我を持つ魔剣であり、それを手にすることでさらなる力を手にします。

 

このように、追放されたあとに無双するだけの力を手に入れた主人公が、復讐の旅をするという展開を楽しむことができます。

魔剣の人間への変化はなさそうですが、魔剣は、ただの高校生だった主人公がこの世界で敵と戦うために必要なアドバイスをくれる相棒的な存在になっています。

 

料理人のスキルだけでも十分無双できそうな感はありますが、剣を持って戦うことでかっこよさや強さに磨きがかかっています。

ストーリーのメインが復讐展開になってくると思われますが、 剣を相棒として戦っていくという点も、本作の魅力だと思います。

 

名剣は主人公を救う

以上のように、剣に自我がある異世界ファンタジー漫画のオススメ作品を紹介しました。

基本的には、剣の能力によって主人公の戦闘力が上がるなどのボーナスがあり、それによって無双できる展開になります。

 

また、剣のキャラも様々で、凶悪なものから奇妙なもの、スケベなものまで様々です。

読み比べて見ることで、色々な剣の性能やキャラの違いを堪能するのも面白いかもしれません。

 

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