「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」は、「Comic Walker」で連載されている異世界マンガです。
どん底の状態に落ちた主人公と仲間たちによる、成り上がり展開を描く、ファンタジー世界の冒険マンガです。
腕っぷし自慢の冒険者たちが集まるパーティーで素材回収や帳簿管理をしているにニックは、仲間の横領をきっかけにして、パーティから追い出されてしまいます。
それによって、付き合っていたはずの彼女からも振られてしまい、酒場で荒れていると、同じように人間不信になった冒険者たちと出会い・・という展開です。
Contents
四者四様の落ちぶれっぷり
本作は、それぞれの事情によって孤独になり、どん底状態になった冒険者たちが出会うところから物語が始まります。
主人公のニックは、方針の違いからパーティを追い出されたうえに、つきあっていたはずの女性から金づる扱いされていたことが発覚します。
そのほか、貴族から婚約破棄された魔術師や、えん罪を被せられた神官、仲間から裏切られた剣士など、それぞれ自分の居場所や地位を失ってしまったキャラたちが出会います。
ニックはそんな彼らとともに冒険者としてクエスト依頼を受けて、なんだかんだありながらもパーティとして成長していく・・という展開が楽しめる作品です。
リアルな人間模様の描写
このように、人間不信になったキャラクターたちが協力するようになりますが、もちろん簡単に互いに信頼できるようにはなりません。
パーティを組んだものの、いざ実際に依頼をこなすとなったときに、生まれる不安を、主人公のニックが巧みな説明で安心させていきます。
とはいえ、互いによく知らない間柄なので、連携がうまくいかず対立することもあります。
(出典:「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」)
しかし、ニックは大事なところで自分が一番損な役回りをしたり、ピンチの時に体を張るなどの行動をとり、パーティをまとめていきます。
実社会の会社組織や、学校の部活動でも、大切な時には自分が表に立って体を張るというのが頼れるリーダーの条件だったりします。
ニックはパーティの中で、基本的には仲間に指示を出しますが、危険な局面では自分が身を挺するなど、頼れるリーダーとしてのふるまいをします。
このように、人間不信のキャラクターたちが、半信半疑の状態から、ニックの導きによってパーティとしてまとまっていくという過程が非常にリアルです。
どん底からの成り上がり劇が好きな人にオススメ
以上、「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」の紹介でした。
無双度:★★
ハーレム度:★★
ギャグ度:★★★
シリアス度:★★★
色気度:★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★★
独特な展開からの成り上がり展開が好きな人にオススメ
人間関係の描写がリアルな作品が好きな人にオススメ
登場人物のキャラクターがしっかり立っている作品が好きな人にオススメ