異世界漫画紹介

「回復術士のやり直し」は、悪意を悪意で返す壮絶な復讐劇。

「回復術士のやり直し」は、「ヤングエース」で連載されている作品です。

なろう系小説のコミカライズ作品で、復讐をテーマにしたバトル漫画です。

Contents

時間を巻き戻して始まる復讐劇

回復の力を持つ勇者ケアルは、王女フレア率いる魔王討伐のパーティに加わりますが、そこでは薬物自我を奪われ、奴隷のような扱いを受けます。

その扱いの中で大きな力を得て、密かに自我を取り戻したケアルは、魔王との戦いでフレア達を出し抜き、時間を遡行することに成功します。

そして、時はフレア達と出会う前にさかのぼり、強力な力を得たケアルの復習激が始まる…というストーリーです。

他の復讐漫画よりも残酷なシーンが多め

復讐をテーマにした漫画は、異世界転生モノ以外でもたくさんありますが、本作は、残額なシーンが多いのが特徴です。

ケアルは薬漬けにされて自我を奪われ、性的なもの(しかも同性に)も含めた暴力にあいます。

回復術士のやり直し紹介画像
(出典:「回復術士のやり直し」)
※薬漬けにされた転生前のケアルの様子

そのため、万人受けは決してしませんが、その分ダークな物語が好きな人は好きになりそうな魅力があります。

悪意を悪意でかえす

また、そのようなテイストなので、敵役のキャラの残忍さが目立ちますが、負けじとケアルもなかなかゲスな部分があります。

敵を騙し討ちにしたり、王女フレアの記憶を改変して自分に惚れさせるなど、やられた復讐と同じレベルの仕返しをきっちりやります。

もともとはケアルは純朴な少年だったようですが、これまでの仕打ちが彼を変えてしまったのでしょうか。

復讐の旅のところどころに、ケアルと王国側の復讐合戦が起こり、悪意には悪意で返すというどす黒いバトルが楽しめます。何回も言いますが人を選びます。

回復スキルの凶悪さと強引さ

ケアルの固有能力は回復(ヒール)であり、他の作品ならヒーラー的ポジションになりますが、ケアルの能力は回復にとどまりません。

ケアルの使う「ヒール」には、回復以外にも「模倣」「改良」「改悪」などがあります。
これらの能力をどのように発揮しているかを紹介します

模倣(ヒール)

回復する相手のスキルや能力をコピーすることができる。

作中では、武術の達人を回復したケアルが、その動きを模倣することで魔王の攻撃をかわすことに成功しています。

改良(ヒール)

自分の望むように肉体を変化させることができる。

これによって、王国の騎士に自分を変化させてフレアを騙し、不意打ちすることに成功しました。

改悪(ヒール)

触れた相手を思いのままに、回復の逆(=壊す)ことができる。

これによって、魔王を触れただけで倒すことができました。これが一番チートかもしれません。

 

このように、たんなる回復にとどまらず、チート的な強さを発揮しています。

文字にするとかなり強引なこじつけに感じるかもしれませんが、本作にはこれらを納得させるような独特の力強さがあります。

どす黒い復讐劇と、強力で強引な能力で、エネルギーに満ち溢れた作品だと言えるでしょう。

悪意溢れる復讐劇が好きな人にオススメ

以上、「回復術士のやり直し」のご紹介でした。

無双度:★★★★
ハーレム度:★★★★
ギャグ度:★
シリアス度:★★★★★
色気度:★★★★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★

血で血を洗うような、どす黒い復讐劇が好きな人にオススメ

悪意や策謀などの、人間のブラックなところを見たい人にオススメ

回復術の限界を明らかに超えている、チートぶりを見たい人にオススメ

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