「ろくでなし魔術講師と魔術経典」は、「少年エース」で連載されているマンガです。
ライトノベルのコミカライズ作品で、魔法をメインとしたバトルが楽しめる作品です。
魔法の才能を持ち、魔術学園に通う貴族の娘・システィーナは、親友のルミナと学校に通う最中、パンをかじりながら急いでいる様子の男・グレンとひと悶着起こします。
不快な気分のまま、学校について授業を受けようとするシスティーナですが、新任の講師はなかなか到着しません。
ようやく来たと思ったら、朝にトラブルを起こした男・グレンが教師として現れ・・というストーリーです。
Contents
不真面目な男が実は強キャラ
本作の主人公・グレンは、魔術学校の教師として働かされることになりますが、全くやる気がなく自習ばかりで、生徒からさんざん文句を言われます。
しかし、彼はかつて数々の戦いに勝利した優秀な魔導士で、大切な人を守れなかったショックから戦うのを辞めて・・という、映画のようなしっかりしたバックグラウンドを持っています。
最初はやる気のなかったグレンですが、学園内で起こる様々な事件や、生徒たちとのかかわりの中でかつての戦闘能力を発揮するようになり、まただんだんと変わっていく・・という変化が楽しめる作品です。
(出典:「ろくでなし魔術講師と魔術経典」)
※主人公のグレン。いい歳したおっさんが学校に遅刻しそうになり、パンを咥えたまま走り、美少女たちにぶつかりそうになる・・という独特の登場を見せてくれます。
凝られた魔法の設定
このように、本作は、学園を舞台にした、魔法メインのバトル漫画です。
魔法の設定も非常に凝っており、魔法の詠唱を変えることで効果も変わるなどの描写があり、魔法バトル漫画として質が高いです。
主人公のグレンは本作では強キャラですが、ただ強い魔法をぶっ放すというタイプではなく、自分の特殊な能力を活かし、策を練って相手を倒す様子が面白いです。
色々な魔法のタイプの使い手も登場し、種類が豊富で、色々な魔法バトル展開が楽しめるのが本作の大きな魅力です。
生徒たちの成長も楽しめる
また、典型的なツンデレで恋心を自覚していない貴族の娘や、一歩引く性格な王家の娘、特殊な事情からグレンを兄と慕う少女など、主人公のグレンにも負けずにしっかりとバックグラウンドが描かれた様々なキャラクターが登場します。
学生のキャラが多いということもあり、戦いや事件を通じてキャラクターたちの内面の成長といった人間ドラマも楽しめます。
魔法バトルがどのような展開になるか、ということだけではなく、そのようなキャラクターたちの人間ドラマの部分も読み応えのある作品になっています。
人間ドラマと魔法バトルを楽しみたい人にオススメ
以上、「ろくでなし魔術講師と魔術経典」の紹介でした。
無双度:★★★
ハーレム度:★★★★
ギャグ度:★★★
シリアス度:★★
色気度:★★★
バトル度:★★★
スローライフ度:★
凝った魔法設定が好きな人にオススメ
軽薄なキャラなのに暗い過去がある主人公の作品を読みたい人にオススメ
少女達の成長ドラマが好きな人にオススメ