「リアリスト魔王による聖域なき異世界改革」は、「電撃マオウ」で連載されている異世界転生マンガです。
なろう系小説のコミカライズ作品で、バトルや知略で成り上がる展開の作品です。
72人いる魔王の中で、最弱の魔王として転生されたアシュタロトは、最初の部下であるメイドのイヴとともに、ほかの魔王を倒していくことを目標にします。
しかし、彼は一番最後に生まれた最弱の魔王。自分自身の武力も強くはなく、部下も増やさなければなりません。
(出典:「リアリスト魔王による聖域なき異世界改革」)
そんな彼がとった方法は、「現実主義」という考え方で・・・というストーリーです。
Contents
RPGあるあるを否定するアシュタロト
魔王として転生するケースは、異世界転生モノとしてはたまに見られる展開ですが、本作の特徴は、「現実主義」という考え方です。
アシュタロトが転生した異世界は、RPGのゲームでよく見られる剣と魔法の世界です。
私たちが遊ぶRPGでは、魔王の居城に勇者の最強の武器があるのが定番です。
しかし、魔王の立場から考えてみれば、わざわざ自分の脅威になる武器を保管しておくのはリスクしかありません。
アシュタロトはその武器を燃やして処分します。
また、普通のRPGでは、魔王は勇者が力をつけて倒しに来るのを待っているポジションですが、これも魔王からするとリスクを放置しているようなもの。
アシュタロトは自分の脅威になる勇者を早々に始末することを考えます。
・・というように、異世界の世界観や常識にとらわれず、現実的で効率的な考え方をするとことが特徴です。
武力だけでなく知略でも戦う
このようなアシュタロトなので、他の魔王に立ち向かうときも、武力ではなく知略で戦います。
真正面からは責めず、敵同士を戦わせているうちに奇襲するなどの狡猾な方法で戦います。
バトル要素も多いですが、知略を織り交ぜることで、力の弱いアシュタロトが格上の相手を倒していく様子が楽しめます。
土方歳三などの偉人も登場
また、本作のもう一つの大きな特色は、偉人(土方歳三など)の転生要素を取り入れてること。
普通の偉人の転生を入れる場合、それがメインの話になるんですが(ドリフターズなど)、本作では、魔物を部下に加えるのと同じような感覚で偉人を部下にして、魔王としての力をつけていきます。
この世界では、魔物を部下にするときはアイテムをささげて、ソシャゲのガチャのように召喚します。
もし召喚されるアイテムが偉人のゆかりのモノであれば、それにまつわる偉人を召喚するという仕組みになっています。
つまり、ソシャゲのガチャを回すような感覚で、次にどんな部下が出てくるのかという楽しみもあります。
美形キャラ多めで女性読者も楽しめる
本作は土方歳三を登場させているので、そういうキャラが好きな女性の読者も惹きつけるのではないかと思います。
実際それも意識してか、アシュタロトやイブなどの主要キャラはことごとく美形です。
絵のタッチも少女漫画的なところもあるので、美形キャラや偉人を見て「萌え」的な楽しみ方もできるかもしれません。
知略で成り上がる魔王展開が好きな人にオススメ
以上、「リアリスト魔王による聖域なき異世界改革」の紹介でした。
無双度:★★
ハーレム度:★★
ギャグ度:★★
シリアス度:★★★
色気度:★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★
RPGのあるあるにツッコミを入れる、メタ展開が好きな人にオススメ
偉人が登場する作品が好きな人にオススメ
絵のタッチが好きな人にオススメ