「どるから」は、「webコミックガンマ」で連載されている転生マンガです。
現代を舞台にした、格闘技によるバトルが中心の作品です。
K-1の創設者として有名な石井館長は、トラックにはねられ即死してしまいます。
しかし、気が付くと女子高生の体で目が覚めます。心配するクラスメイトや自分の体を見て、女子校生の体に魂が乗り移ってしまったことを悟ります。
その女子校生・一ノ瀬ケイは、父親が残した空手道場の借金苦で自殺してしまった女の子でした。
自身が空手道場の経営だけでなく、K-1の興行に成功した石井館長は、自分自身のノウハウを生かし、ケイの無念を晴らすべく、空手道場の再興を狙う・・というストーリーです。
Contents
一風変わった転生マンガ
異世界転生マンガではなく、現世内での転生ではありますが、空手をベースとしたバトルと、道場経営のノウハウで無双しているという点で、異世界転生マンガの展開に近いものがあります。
本作を転生マンガとしてみた場合、まず無双するジャンルが空手バトルと経営の両方という点でかなり珍しいものがあります。
また、異性への転生という設定になりますが、完全に中身はおっさんなので、あまり違和感がなく読むことができます。
まれに、男が女の子に転生し、そのまま心まで女性になり、異世界の男性キャラに言い寄られたり胸がときめく・・という設定があります。
そういう展開に気持ち悪さを感じる人も、本作はスムーズに読み進められます。
(出典:「どるから」)
※男が女の子の体に乗り移ったらやるであろう、お決まりのパターン。
ノウハウが非常に実践的
このように、転生モノとしては独自の特色が強い本作ですが、さらに特徴的なのは、ノウハウが現実的なものという点です。
実際に絡まれてケンカになる場合、一番いいのはとにかく逃げること、剣道の経験がある有段者でも、剣を使うスペースを与えないことで優位に立てる・・など、リアルな知識が学べます。
また、経営という点についても、月謝を手渡しではなく自動引き落とし制にした方が退会者が減る、学校に近い立地なら子供向けのレッスン方針にすべき・・など、こちらも非常に実践的です。
本作の原作が、実際にK-1を創設している石井館長であり、彼の人生で培ってきたノウハウを作品に取り入れているからこそできる技と言っていいでしょう。
マンガとは縁の薄いジャンルの第一人者である彼が、最近流行の転生マンガに自分の経験をうまく取り入れており、異色の転生モノとして読み応えのある作品になっています。
美少女どうしのガチバトルも楽しめる
また、本作は空手を中心にした格闘技バトルの展開も多く、一種のバトルものとして楽しめます。
ケイ(石井館長)をはじめ、色々な美少女キャラが真剣にバトルを繰り広げるもの本作の魅力でしょう。
道場にかかわる様々なキャラのバトル展開がありつつ、ケイの道場は借金を返し、再び経営が軌道に乗ることができるのか・・という展開が気になる作品になっています。
ケンカ×経営ジャンルの無双マンガを読みたい人にオススメ
以上、「どるから」の紹介でした。
無双度:★★★★
ハーレム度:★
ギャグ度:★★★
シリアス度:★★★
色気度:★★★
バトル度:★★★
スローライフ度:★
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