「異世界に語彙力があるとは限らない」は、コンプエースで連載されていた異世界転生マンガです。
語彙力を使ってバトルが行われるという珍しい展開のギャグ漫画です。
幼馴染から小説を見て欲しいとよく言われる高校生の主人公・虎は、その小説を開いた瞬間に異世界へ転移してしまいます。
そこでは、いかに難しい言葉を知っているかということが力に繋がる世界で、語彙力が全くない王女が、悪意を持った語彙力豊富な敵から攻められ困っていました。
それを助けるために、虎は語彙力を駆使して戦う・・という展開です。
知っている言葉の数で強さが決まる
本作は、ファンタジー世界の設定でありながら、どれだけ多くの数を知っているかという「語彙力」によって強さが決まる・・という面白い設定になっています。
ヒロインは、「やばい」とか「マジで」とか「すげー」とか小学生のような語彙力しかなく、難しい熟語を駆使して迫ってくる敵に苦しめられています。
そこを、主人公が自分の語彙力を活かして攻め返し、活躍する・・という展開が楽しめます。
異世界転生漫画といえば、物理攻撃や魔法攻撃の強さ、特殊なスキルで無双する展開が普通ですが、本作のように、言葉の豊富さで戦う展開は他では見られないでしょう。
とはいえ、基本はギャグマンガなので、シリアスなバトル展開はありません。
語彙力が少ないヒロインが面白かったり、色んなジャンルの難しい言葉を使ってくる個性的なキャラクターを楽しむ作品です。
言葉足らずなヒロインの可愛さ
本作で面白いのは、ヒロインキャラの語彙の少なさです。
可愛らしい美少女ですが、「マジでやばい」「ガチですごい」 などの発言がかわいらしく面白いです。
(出典:「異世界に語彙力があるとは限らない」)
※恍惚とした表情で馬鹿なセリフを放つこのギャップ
このようなヒロインのキャラがコミカルに描かれているほか、個性的なキャラクターによる、ビジネスのカタカナ語や、四字熟語などを駆使した語彙力バトルが楽しめます。
コンプエースで連載されていたようですが、短期の連載で終わってしまったようです。今後の復活に期待したい一作です。
面白い設定のバトル漫画を読みたい人にオススメ
以上、「異世界に語彙力があるとは限らない」の紹介でした。
無双度:★★★
ハーレム度:★★★
ギャグ度:★★★★★
シリアス度:★
色気度:★★
バトル度:★★★★
スローライフ度:★
語彙が少なくてアホっぽいヒロインが好きな人にオススメ
知識量が強さにつながる設定が好きな人にオススメ
完結作品を読みたい人にオススメ