漫画を紹介するサイトでは、「おすすめマンガランキング」と称して、ランキング形式で紹介することも多いです。
本サイトでも、100以上の異世界漫画を紹介しているので、異世界漫画のおすすめをランキング形式で紹介したいと思います。
そこで、以下のジャンル別に、ベスト3を紹介しようと思います。
- 王道作品(異世界漫画初心者におすすめ)
- 絵がきれいな作品
- ストーリー展開が面白い作品
- 設定・題材が個性的な作品
- マイナーだけど個人的に推したい作品(異世界漫画に詳しい人におすすめ)
全部読むと15作品にもなり、この記事自体1万文字くらいになるので、あなたにあったテーマのランキングを参考にしてください。
Contents
初心者はまずこれ!王道のおすすめ作品ベスト3
まずは、異世界漫画のなかでも、有名作でのオススメ作品をピックアップします。
このジャンルに詳しくない人でも、ある程度マンガ好きであれば、名前は聞いたことあるような作品だと思います。
異世界漫画を読んだことがない人には、まずはここで紹介する3作品がおすすめです。
1位:転生したらスライムだった件

作品特徴
ジャンル:勢力発展・バトル・スローライフ
無双・ハーレム度合い:ともに強い
魅力ポイント:色んな要素がありつつ、どれもレベルが高い
本作を異世界漫画の代表作として挙げる人も多く、面白みのないランク付けだと言われるかもしれませんが、世間の評価通り、やっぱり名作です。
普通のサラリーマンだった主人公が、ファンタジー世界のスライムに転生しますが、巨大な竜・ヴェルドラの戦闘力と、世界のことなら大概の質問に答えてくれる「大賢者」を手に入れます。
さらに、スライムの捕食能力によって、取り込んだ相手の能力を得ることができるという、さらなるチート設定で、序盤から無双しまくります。
しかし、単調なバトル展開だけではなく、 敵対するモンスターを支配下におくで、色んな種族の魔物が住む国を作り上げ、亜人が支配する他国との外交展開もあります。
そして、領土拡張・経済発展の要素や、仲間にした女性キャラたちから慕われるというハーレム展開もあります。
さらには、甘味を堪能するスローライフ生活や、敵討ち展開・他の転生者との出会いなど、異世界転生マンガで味わえるであろう、ありとあらゆる要素を堪能できます。
強敵とのバトルではハラハラさせられ、日常を描く場面ではほっこりし、主人公が配下から慕われる様子を見ると胸が熱くなります。
ただ単純に異世界転生マンガの醍醐味を味わえるだけの作品ではなく、バトルや人間ドラマ、ストーリー展開のレベルが高いです。

2位:盾の勇者の成り上がり

作品特徴
ジャンル:バトル・復讐
無双・ハーレム度合い:だんだん無双していく・ハーレムは弱め
魅力ポイント:序盤の鮮やかな復讐劇
転生したらスライムだった件に負けじとも劣らず、アニメ化やスピンオフ作品が多く登場している人気作です。
ファンタジー好きの大学生の主人公・尚文は、異世界に転生され、専用装備が盾である、「盾の勇者」として、世界を救う使命が与えられます。
このような展開からはじまり、正統派のファンタジー冒険マンガと思いきや、尚文は一晩で仲間に裏切られ、えん罪を着せられてしまいます。
そして国中からいわれのない非難をされ、主人公は人間不信になってしまう・・というどん底の状態になるというストーリーです。
本作が読み応えがあるのは、序盤の裏切りからの苦労、そして見事に復讐を果たすという成り上がりの展開です。
異世界漫画では、バカにされたり裏切られても、割と簡単にやり返せることが多いですが、本作では簡単にはいきません。
主人公が苦労を重ね、だんだんと力をつけていくことで成り上がっていき、自分を陥れた相手に復讐するという展開が実に爽快に描かれます。
異世界漫画以外にも、復讐がテーマのマンガはたくさんありますが、それらと比較しても本作ほど爽快に復讐を描いているものは、そう多くないと思います。
また、復讐にいたるまでの長さもちょうどよく、10巻以内に収まるところも魅力でしょう。
復讐までに20、30巻近くかける長編漫画だと、ストーリーがブレて、復讐感が弱まってしまうことがありますが、それがないところもオススメです。

3位:ゴブリンスレイヤー

作品特徴
ジャンル:バトル
無双・ハーレム度合い:ともに強い
魅力ポイント:キャラクター描写やストーリー展開が秀逸
ゴブリンに故郷を蹂躙された主人公が、ひたすらゴブリンを殲滅することに力を入れるというストーリーの作品です。
まず、敵となるゴブリンが非常に醜悪で、人間の男を殺し、女は襲うという悪意を見事に描いています。
ゴブリンが敵として憎たらしく描かれているところに、主人公が冷徹にゴブリンを殺しまくるところに爽快さを感じさせてくれます。
また、ゴブリンとの戦いも単調なものではなく、ゴブリンの大軍から街を守るために、他の冒険者と協力して戦線を組んだり、強力な上位ゴブリンとの1対1を描くなど、色々なバトル展開が楽しめます。
そして、鉄兜で表情が全く読めず、口数も少ないし、ゴブリン討伐以外には興味がないという主人公の独特なキャラも魅力です。
そんなキャラながら、そのストイックさや誠実な一面から、周りの女性キャラに妙にモテます。
このように、バトル展開のバリエーションや、キャラクターの魅力がしっかり描かれているので、「ゴブリンを倒す」という単純なテーマながら、読み応えがある作品になっています。

ビジュアルだけで読む価値あり!絵がキレイなおすすめ作品ベスト3
漫画と言えば、絵が上手いか下手によって、人気が左右されるものです。
ストーリーそのものよりも、絵の雰囲気人気の要因になっている作品や、中身は面白いのに、絵がうまくないためあまり評価されない作品もあります。
ここでは、絵が魅力的な(もちろん絵以外の要素もしっかりしている)おすすめ作品を紹介します。
1位:月が導く異世界道中

作品特徴
ジャンル:バトル・スローライフ
無双・ハーレム度合い:無双もハーレムも強め
魅力ポイント:美しい和風美女ヒロイン・意外と深いストーリー
キャラクターの絵のタッチがキレイで、美形すぎず・可愛すぎずのイケメンや美女キャラがたくさん見られます。
特にヒロインの巴(ともえ)・澪(みお)は、異世界漫画ながら和風のいで立ちをしており、洋風の姿が基本な異世界漫画のなかでも異彩を放っています。
彼女たち以外にも、黒髪がきれいな美少女勇者キャラや、褐色金髪のエルフキャラなど、色々な女性キャラが登場します。
(出典:「月が導く異世界道中」)
※主人公を慕う二人の和装ヒロインたち。奥の地味な青年が主人公。
絵のタッチが好きなら、それだけで読む価値があります。きっとお気に入りのキャラが見つかるでしょう。
また、キャラ魅力だけではなく、ストーリーにも深いとことがあるのも魅力です。
- 心優しいはずの主人公が、仲間に危害を加える身勝手な人間に怒り、葛藤しながらも容赦なく手にかける
- 善人だと思っていたキャラに実は裏の顔があり、最後まで主人公はそれに気づかずに別れる
など、なかなか深いストーリーを見せてくれるので、ただ絵がきれいなだけでのマンガではありません。
絵の綺麗さにつられて読み進めていると、意外と深いストーリーにさらに心を掴まれる人も多いと思います。

2位:異世界迷宮でハーレムを

作品特徴
ジャンル:バトル・冒険・スローライフ
無双・ハーレム度合い:無双もハーレムも若干あり
魅力ポイント:スタイル抜群の美少女とのラブラブ生活
とにかくヒロインのロクサーヌの可愛さが際立つ作品だと思います。
ストーリーの入り自体は、「普通の若者が異世界転移→奴隷として売られている獣っ娘を買う」という、比較的オーソドックスなものです。
しかし、ヒロインの可愛さで一発で引き込まれる人も多いんじゃないでしょうか。
(出典:「異世界迷宮でハーレムを」)
(出典:「異世界迷宮でハーレムを」)
そして本作の大きな魅力になっているのが、ロクサーヌとのラブラブ生活です。
本作では変な遠慮などはなく、はっきりとイチャイチャするシーンが描かれます。
お色気シーンが多くても、肝心の作画が上手くないがために人気にならない作品も数多くありますが、本作は、魅力的なヒロイン&濃厚なお色気シーンの両立が高いレベルで実現されてます。
作品自体は、主人公の戦闘スキルを伸ばし、迷宮を攻略していくというバトル・冒険展開もしっかり描かれます。
また、ダンジョンを攻略して得た資源をもとに、家を買って生活基盤を作るなど、スローライフ的な要素もあります。
魅力的なヒロインと冒険&スローライフ、そしてラブラブ生活が堪能できる作品です。

3位:ポンコツ女神の異世界創世録

作品特徴
ジャンル:人間ドラマ・文明発展
無双・ハーレム度合い:無双強め、ハーレムは少な目
魅力ポイント:見た目がキレイだけど中身は残念な女神のキャラクター
異世界漫画は、神や女神のキャラが登場し、主人公に味方したり、陥れるなど、色々な関わり方があります。
そんななか本作の女神・アルテシアは、情やその場の雰囲気に流される、実に人間らしいキャラです。
そんな中身がポンコツな女神なのですが、ビジュアルが美しく、しかもスタイル抜群です。
しかも序盤は原始時代なので、露出の多い服装になるため、なかなかのセクシーさが堪能できます。
(出典:「ポンコツ女神の異世界創世録」)
※2話目の表紙。ポンコツ女神のアルテシア。
女神の他にも美女キャラは登場するため、女性キャラを見るためだけでも読む価値があると思います。
もちろん、ビジュアルだけでなく、ポンコツな女神と、それに翻弄される人類のストーリーが魅力の作品です。
話が進むにつれ、だんだんストーリーが盛り上がっていくところも面白く、「女神が勇者に伝説の件を渡す」というファンタジー漫画のベタな、設定も非常にうまく描かれています。

異世界漫画は、マイナーな名作も多いため、コミックだと品薄になることもあります。
そのため、電子書籍を利用した方が確実に読めます。電子書籍のメリットや注意点はコチラの記事にまとめています。

マンガの電子書籍では、特典や利用のしやすさという点で、ebook japanがおすすめです。
ebook japanの魅力や利用方法についてはこちらの記事にまとめています。

他の漫画とは違う!ストーリーが面白いおすすめ作品ベスト3
面白いマンガは、絵だけではなく、もちろんストーリーにも魅力があってなんぼです。
異世界漫画は、王道パターンが強力なため、ストーリーが似たり寄ったりすることも正直あります。
そんななか、他の作品には見られない独自のストーリー展開の作品だと、思わず引き込まれてしまいます。
ここでは、異世界漫画ながら、設定やストーリー展開に特徴のあるオススメ作品を紹介します。
1位:100万の命の上に俺は立っている

作品特徴
ジャンル:バトル・冒険
無双・ハーレム度合い:無双もハーレムも若干あり
魅力ポイント:マンガのセオリー無視の予想できないストーリー展開
高校生の主人公・四谷は、何者かによって、クラスメイト達とともに強制的に異世界へ転移させられます。
転移した世界で課されるクエストをクリアすることで、現世に戻れますが、プレイヤー達が全員死亡してしまうと戻れなくなるという試練が与えられる・・という展開です。
設定こそ、一般的な異世界転生マンガと大きく変わらないですが、特徴的なのは、そのクエストの内容です。
本作のクエスト内容は、「ボスモンスターの討伐」や、「希少アイテムの入手」といったテンプレ的なものではなく、
- 「マップの踏破率を上げる」
- 「村を噴火とオークから救う」
- 「特定エリアの数年後の麻薬の使用率を引き下げる」
など、一見どうしたらいいかわからないような難題ばかりです。
主人公たちは、クリアするために、ベストな方法がかわからないまま行動し、わりと失敗します。
しかし、試行錯誤して少しづつ成功し、時には運に恵まれ、なんとかクリアしていく主人公たちの姿は、まるで現実世界を生きていく私たちの姿とダブるものがあります。
いつも誰もが活躍できるわけではなく、時には足を引っ張りながら、努力や工夫によって、たまに成功するという、人生の縮図のような様子が見られます。
このように、異世界漫画どころか、他のジャンルの漫画を探しても見られないような独特なストーリーが面白いです。
いわゆる「ご都合主義」と言われてしまいがちの、異世界転生漫画の展開では物足りない人にこそ、オススメしたい作品です。
また、物語が進むにつれ、「HUNTER×HUNTER」ばりに複雑な論理展開が繰り広げられるため、少なくとも高校生以上でないと、本作は十分楽しめないと思います。

2位:理想のヒモ生活

作品特徴
ジャンル:内政・外交
無双・ハーレム度合い:無双はなし、ハーレムは微妙にあり
魅力ポイント:成り上がらないための外交術
本作は、現世でサラリーマンをしていた主人公がファンタジー世界に召喚され、いきなり王女から求婚されるという展開から始まります。
それは、王女にとっては、結婚によって他の人に権力を握られないための方法であり、現世出身で、異世界の権力に興味のない主人公にとっては、王族(しかも美女)と結婚できて楽して暮らせるという、win-winの関係ということになります。
このように、異世界で王族になったのに、「成り上がらないこと」を目指す展開が、他では見られない面白い展開になっています。
結婚後も、紹介される側室候補を上手くかわしたり、すり寄ってくる貴族の誘いを体よく断るなど、「目立たない」ための外交や駆け引きが見られます。
ジャンルとしては、外交や政治モノではありますが、「いかに活躍しないか」という方向性が独特のストーリーを生んでおり、どんな展開になるか気になる作品です。
ちなみにストーリーだけではなく、作画も魅力的です。
特に、主人公が結婚する王女が褐色セクシー美女で、この手のタイプが好きな人には、どストライクなヒロインです。
(出典:「理想のヒモ生活」)
※こんなセクシー美女からいきなり求婚
序盤は特にこのヒロインとのお色気シーンが描かれ、その後もところどころセクシーなシーンが見られます。
ちなみに、このほか登場する女性キャラも、「スタイル抜群」「がっしり」系の女性が多めで、このタイプのヒロインが好きな人なら、それだけでも読む価値ありです。

3位:村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない

作品特徴
ジャンル:勢力拡大・人間ドラマ
無双・ハーレム度合い:ともにほとんど無し
魅力ポイント:主人公のニートが現世で成長していくドラマ
引きこもりのニート生活を送っている主人公が、村づくり系のネットゲームをプレイすることになります。
しかし、そのゲームのキャラクターたちは、ゲームの域を超えるレベルで自由意思を持ってしゃべり、主人公からのメッセージが、「神のお告げ」として彼らに届き・・という展開が特徴的です。
主人公自信が神として異世界に転生する作品はありますが、本作は転移はせず、あくまでゲームをプレイするという設定です。
しかし、そのゲームのキャラに対してお告げをだし、しかもキャラたちが生身の人間としか思えないレベルで自由に活動するという設定が、かなり独特です。
このように、珍しい形で異世界のキャラに関わっていく・・という展開も面白いですが、ニートである主人公自身の成長も描かれている点も魅力です。
ニートである主人公は、家族から見放されており、そこに負い目を感じています。
同じように苦しい思いをしながらも、努力をするゲームのキャラクターたちに励まされる形で、家族との関係を構築したり、社会復帰を目指したりします。
異世界に転生してそこで無双・・というストーリーではなく、苦しい現実のなかで、あがきながら成長するニートの主人公の努力の物語が見られます。

「そこに目をつけたか!」設定が斬新なおすすめ作品ベスト3
異世界漫画は、無双&ハーレムという王道展開があるため、設定にこだわらないと埋もれてしまうことが多いです。
そのため、主人公の経歴や、世界観、チート能力に独自の設定を持たせる作品もあります。
設定が独自なものだと、それだけで読み応えがあるものです。
ここでは、設定が他では見られないような独自なものになっている、面白い作品を紹介します。
1位:ゲームオブファミリア

作品特徴
ジャンル:バトル・冒険
無双・ハーレム度合い:両方ともかなり強め
魅力ポイント:敵を上回る狡猾さで裏から異世界を攻略する主人公
作品紹介や第一話を読むと、ハイスペックな女家族の中に振り回されがちな地味な主人公・・という感じですが、その印象はすぐにがらりと変わります。
いっけん頼りなさそうな感じの主人公ですが、それは表の顔であり、裏では異世界の敵にも負けない狡猾さで、相手を出し抜きます。
そして極めつけは、主人公が前世から身に着けているスキルです。
異世界転生モノには、学生だけじゃなく、色々な設定のキャラが主人公になっています。
本作は、主人公がなんと「結婚詐欺師」です。
主人公は、父から受け継いだ結婚詐欺師のノウハウを駆使し、女性を性的に悦ばせ、自分の味方にさせます。
そこから得る情報で、敵の弱みやつけいる隙を握っていく・・という展開が楽しめます。
敵に負けないくらい、狡猾なダークヒーローの作品はたくさんありますが、本作はそれに「結婚詐欺師」という要素を取り入れているところが斬新です。
異世界漫画にこの設定を取り入れるのは、他の作品では見られない独自のものになっているうえ、女性を手籠めにするという行動が、主人公のダークヒーローさに拍車をかけているのが、さらなる魅力になっています。

2位:異世界もう帰りたい

作品特徴
ジャンル:バトル・冒険・ギャグ
無双・ハーレム度合い:両方とも無し
魅力ポイント:異世界転生モノなのにファンタジー感ゼロの世界観
異世界転生マンガは流行になりつつあり、最近は色々なパロディ作品が登場しています。
異世界に行くのではなく、異世界からから現世に帰ってきたというシチュエーションだったり、異世界に行くのを拒否するという作品もあります。
そんな中でも本作は、「しょんぼり転生」と名付けられるような、なんとも華のない異世界生活が楽しめるのが魅力です。
現世でサラリーマンをしている下山口は、突然ファンタジー世界に召喚されますが、特に何の能力も与えられず、ハズレキャラ扱いされます。
そして、無双とかハーレムとかそういう展開はなく、色々な場所をたらい回しにされたり、食堂で気まずくないように席を移動したら、逆に隣に変な人が座ったり・・など、日常の何気ない「しょんぼりあるある」とでもいうような展開が面白いです。
そもそも絵柄が異世界ファンタジーのそれではなく、ゲゲゲの鬼太郎のようなタッチで、キャラクターも街並みも全く異世界感がありません。
(出典:「異世界もう帰りたい」)
このように、異世界転生して、違う世界を冒険するのですが、絵のタッチからストーリー展開まで、ファンタジー漫画の雰囲気とは全く違うものになっているところが斬新です。

3位:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。-ΑΩ-

作品特徴
ジャンル:バトル・ギャグ
無双・ハーレム度合い:無双はかなり強い、ハーレムは少なめ
魅力ポイント:バトルが一瞬で終わるチート能力とそれを飽きさせない仕掛け
異世界転生漫画にかかわらず、古今東西色々なバトル漫画があり、色々な強力な能力が登場します。
そんななか、本作の主人公は、「即死チート」という能力の持ち主で、「死ね」と念じるだけで相手を殺すことができます。
あまりにも強すぎる能力だと、バトルが一瞬で終わるので、ストーリーとしてはつまらなくなりがちですが、本作は、敵キャラを胸糞悪い性格にすることで、その問題を解決しています。
本作は、クラスメイトごと転生するのですが、彼らは力を手に入れたことでだいたい悪人になってしまいます。
見ていて腹が立ってくるような相手を、主人公が1コマでやっつけるという展開にスカっとさせてくれます。
バトル展開がつまらなくなるという危険な能力を、主人公に持たせたという設定がまず斬新で、それでいて読み手を飽きさせないように、敵キャラを悪どく描く・・というやり方が面白さを生んでいます。
このように、主人公のチート能力に独自の設定を持たせつつ、それを飽きさせない形で描いているというところが斬新です。
どんな胸糞わるい敵が出てきても、「どうせこいつも瞬殺されるだろう」という安心感を持って読むことができて、またそれがストレス発散にもなる、珍しい作品です。

異世界漫画通に勧めたい!マイナーだけどオススメしたい作品ベスト3
最後に、あまり有名ではないものの、キラリと光る魅力があり、異世界漫画通な人にもおすすめしたい作品をまとめます。
まだ連載がはじまったばかりだったり、マイナーな媒体の連載という理由で、ブームにはなっていませんが、読み応えが十分で、個人的にもっと評価されていいと思う作品をまとめました。
1位:二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

作品特徴
ジャンル:バトル・冒険・復讐
無双・ハーレム度合い:無双は強め、ハーレムは少しあり
魅力ポイント:敵も味方も悪意に溢れるドロドロした復讐劇
タイトルの通り復讐がテーマになる作品ですが、登場人物たちの悪意がものすごく強く、どす黒い復讐劇が好きな人にぜひオススメな作品です。
勇者として異世界に召喚された学生の主人公は、魔王を倒した後に王女や仲間に裏切られ、殺されてしまいます。
薄れゆく意識の中で、強い憎しみを持つ主人公ですが、とある事情により、転生直後の状態に戻ることができ、無防備な王女や騎士たちに即刻復讐を開始します。
だいたい復讐劇を扱う作品では、時間をかけてだんだんと始まるのが普通ですが、本作では、第一話目の開始数コマ目から復讐が始まります。
このように、一話目から始まる主人公の暴れっぷりも強いですが、復讐相手の異世界の王女達も、復讐されるにふさわしいヒールっぷりが凄いです。
王女達は、自分たちの欲望のために、現世の人間をいいように利用しようとします。
本作の異世界では、召喚対象である現世の人間たちをヒトとは扱っておらず、魔族を倒すためのコマとしてしか見ていません。
このように、互いの悪意が激しくぶつかりあう、復讐展開にかなり特化した、ドロドロとした復讐劇が存分に楽しめます。
惜しむらくは、コミカライズ版はまだあまり物語が進んでいないとことで、マンガの続きが気になる人は、原作小説版を読んでみるといいかもしれません。

2位:最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

作品特徴
ジャンル:バトル・ギャグ・恋愛
無双・ハーレム度合い:無双はかなり強い、ハーレムは少なめ
魅力ポイント:麗しい令嬢が悪を拳で殴り倒す
悪役令嬢モノに分類できる作品で、絵も少女漫画的なタッチですが、男子にもオススメできる作品です。
物語は、公爵令嬢が、残念な王子に難癖をつけられて、婚約を破棄されるところから始まります。
普通の悪役令嬢モノであれば、主人公がそこであっさり引き下がるところから物語が始まるのですが、本作の主人公・スカーレットは、「わかりました。最後に一つだけよろしいでしょうか。」と切り出し、自分を陥れた卑劣な令嬢をぶん殴ります。
(出典:「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」)
その後、その場にいた敵役の貴族たちを一人で蹂躙するという、バトル漫画のような大迫力戦いが繰り広げられます。
主人公は一見すると可憐な美女なのですが、人を殴ることに喜びを感じるサイコパス(笑)で、悪を見つけては、彼らをぶん殴るために執念を燃やします。
本作は、恋愛が中心になりがちな悪役令嬢モノをベースにしながら、中身にバトル展開を盛り込むという設定の斬新さが最高です。
また、ドレスが似合う美女が、メリケンサックをはめて悪を殴りまくるという絵面も、他ではまず見られないもので、魅了されます。
webサイト「アルファポリス」で連載されていて、それほどメジャーな作品ではありませんが、男子も女子も楽しめる斬新な作品だと思います。

3位:冒険に、ついてこないでお母さん

作品特徴
ジャンル:ギャグ・冒険
無双・ハーレム度合い:(母親の)無双はかなり強い、(息子の)ハーレムは若干あり
魅力ポイント:強くて美しいけど過保護すぎて残念な母親
過保護な親と、それを嫌がる子どもをコミカルに描いたマンガはわりと多くありますが、本作もそれに分類されます。
しかし、本作の母親・カルマアビスは、ただ過保護なだけではなく、元邪竜で作中最強クラスの力を持つため、めちゃくちゃ厄介です。
彼女は、冒険者を目指す息子・リュージを心配するあまり、
- 瞬間移動能力
- 時を止める能力
- 衛星を破壊するほどのエネルギー波
など、バトル漫画で使われる最強格の能力を次々と繰り出します。
また、本作の魅力は絵のタッチのキレイさにもあります。
母親のカルマアビスはスタイルよく、美人に描かれており、中身の残念さがよけいに目立つことになっています。
(出典:「冒険に、ついてこないでお母さん)
美人な母親に溺愛されてうらやましい感じがありつつも、ここまで過保護にされると確実に面倒くさいな・・と思います。
また、母親以外にも、スタイル抜群なセクシーなエルフのお姉さんや、ともに冒険をする可愛らしい獣っ娘など、他にも魅力的な女性キャラが登場し、絵柄だけでもファンになる人もいそうです。
マンガアプリの「マンガUP!」で連載されており、商業誌連載に比べて露出は少ないのですが、もっと人気がでてもいいはずの作品だと個人的には思っています。

他にも色々な視点でおすすめ異世界漫画をまとめています。
以上、王道・絵・ストーリー・設定・マイナー作品という視点から、それぞれのおすすめ作品ベスト3を紹介してきました。
他の記事では、内容面から色々な視点で異世界漫画を紹介しています。
色々な異世界漫画を知りたいという人には、参考になると思います。
異世界漫画を読むなら電子書籍がオススメ

紙の本と比較すると、電子書籍には、
- マイナーな作品が多い異世界漫画でも、在庫切れの心配がなく、買ったらすぐ読める。
- スマホやタブレッドなどを使えばどこでも気軽に読める。
- 漫画を置くスペースが不要で、部屋に人を呼んでも本棚を見られない。
というメリットがあります。
「でも、たくさんある電子書籍ストアの中で、どれを選んだらいいの・・?」
という人に向けて、異世界漫画を読むのにオススメの電子書籍ストアを調査しました。
色々な電子書籍ストアに手当たり次第会員登録して、実感したそれぞれの特色やメリットをまとめています。