人間より人間らしい煩悩にまみれた女神が、人間のように悩みながら、人間たちを導いていく展開が楽しめる作品です。
「ポンコツ女神の異世界創世録」は、webサイト「コミックヴァルキリー」で連載されている異世界漫画です。
地球のような惑星を舞台にしていますが、異世界漫画の設定を利用した作品です。
タブーを犯しまくるポンコツ女神の奮闘記
本作の主人公、女神のアルテシアは、世界を脅かす巨悪から世界を守るため、勇者を導く女神として生を受けます。
このような神のキャラは、異世界漫画では定番のキャラクターで、魔族を倒す勇者となる主人公を導く役割を果たします。
本作では、その女神が主人公となっているというところが面白いだけでなく、この女神のキャラクターのポンコツさがとにかく強烈です。
まず、アルテシアは人類を導く女神ながら、惑星が氷河期真っ盛りで人類が登場する前に生まれてしまいます。
そこから約何十万年もの間、寂しさに耐え、自分を慰め、待ち続ける辛さから人類を恨みはじめるという、実に人間らしい姿を見せてくれます。
(出典:「ポンコツ女神の異世界創世録」)
※アルテシアのポンコツぶりを象徴する2コマ
「神や女神は全知全能的なキャラクター」というイメージを見事に覆してくれる面白い女神です。
綺麗な絵柄で美しい女性キャラ
このように、主人公の神らしくないキャラクターだけでも十分楽しめる本作ですが、もうひとつの魅力は、絵のタッチの綺麗さと、スタイル良く魅力的に描かれる女性キャラ達です。
女神のアルテシアは、中身こそ残念なのですが、スタイル良く魅力的な女性に描かれています。
また、物語序盤が原始時代ということもあり、露出多い服装でそのセクシーさが一層際立っています。
(出典:「ポンコツ女神の異世界創世録」)
※第二話の扉絵。中身に反して麗しい見た目のアルテシア
アルテシア以外の女性キャラもセクシーに描かれており、ビジュアル目的だけでも十分楽しめます。
苦悩する人間ドラマも楽しめる
そして本作は、ストーリー展開も奥深いものがあります。
アルテシアは女神としての掟を破り、特定の人類に肩入れしてしまいます。
その結果、本来歩むはずだった人類の進化からは遠く離れ、異常な技術の発達を招いてしまいます。
それを他の女神にもたしなめられる始末ですが、思い入れのある人間たちを今さら見捨てることもできず、また人間の男に恋をしてしまっています。
そのため、神としての務めと自分の思いの間に苦しみます。
自分の行いに後悔したり、それでも一時の感情に任せて動いてしまったり・・など、女神ながら実に人間らしい動きが、ストーリーを奥深いものにさせてくれています。
キャラの濃い女神キャラを 楽しみたい人にオススメ
以上、「ポンコツ女神の異世界創世録」の紹介でした。
無双度:★★★★★
ハーレム度:★★
ギャグ度:★★★★
シリアス度:★★★★
色気度:★★★★
バトル度:★★★
スローライフ度:★
綺麗な絵のタッチ・魅力的なスタイルの女性キャラが好きな人にオススメ
神様キャラが主人公の作品が好きな人にオススメ
人間ドラマや深いストーリーが好きな人にオススメ