異世界漫画紹介

「最強タンクの迷宮攻略」のストーリーと魅力を紹介【若干ネタバレ有】

「最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~ 」は、マンガアプリ「マンガUP」で連載されている、異世界ファンタジーマンガです。

なろう系小説で人気の作品がコミカライズされたもので、本サイトでも、多く検索されてくる人気の作品です。

今回は、本作について

について紹介します。

目次か、上の部分から飛べるので、気になるところを読んでみてください。

Contents

「最強タンクの迷宮攻略」ストーリー概要とその特徴

まずは、「最強タンクの迷宮攻略」のストーリー概要と、その特徴を紹介します。

本作は、典型的な異世界漫画で、このジャンルの王道を踏まえた設定になっています。

 

しかし、他の異世界漫画では見られない珍しい設定もバランスよく取り入れており、読み応えのある作品になっています。

歴代最高と呼ばれる体力を持つルードは、大盾で敵の攻撃を引き受けるタンク役として、勇者パーティーで活躍していた。

最愛の妹の病を治すため、奇跡を起こすという迷宮の秘宝を求め、迷宮を攻略する日々。

だがある日、横暴な勇者によってパーティーを追放されてしまう。未だ未解明のルードのスキルが攻略の足を引っ張っているというのだ。

出典:マンガUP!公式サイトより一部抜粋

 

このようなあらすじになっていますが、本作の特徴は以下の二つです。

主人公としては珍しい「タンク役」

タンクとは、少し前のゲームから登場した役割で、昔のゲームで言うと、「防御に特化した戦士」だと考えればいいでしょう。

タンク役のキャラが敵の攻撃を引きつけ、その隙に魔法使いや剣士が攻撃することで、敵を安全に倒すことができます。

 

このように、タンクは重要な役回りであるのですが、攻撃参加しない分地味なので、スポットが当たりにくいポジションでもあります。

実際、異世界ファンタジー作品では、強力な攻撃を繰り出せる魔法使いや剣士のキャラが圧倒的に多いです。

 

派手に活躍することができない分、主人公になることは少ないタンクなのですが、本作では、主人公をタンク役にし、しかもかっこよく描くことに成功しています。

異世界漫画の鉄板「勇者パーティ追放系」

もう一つの特徴としては、異世界漫画の王道設定である、「勇者パーティ追放」というストーリーになっているところです。

勇者パーティのタンク役として貢献してきた主人公・ルードが、鑑定不能のスキルのために、その実力を怪しまれ、戦力外通告を受けてしまいます。

 

このように、勇者パーティ追放から始まる作品は、勇者によってパーティを追放された主人公が、チート能力に目覚めて無双するという展開が堪能できます。

無双はしないものの、田舎で幸せな生活を送るというパターンもあります。

追放する勇者のほとんどが性格が悪かったり、考えが浅いキャラで、最初は彼らからの仕打ちにイラっとしますが、主人公の逆転劇が楽しめるため、人気の展開と言えます。

 

ちなみに、同じような作品として、「「攻略本」を駆使する最強の魔法使い」などがあります。

 

攻略本を駆使する最強の魔法使いアイキャッチ画像改
「「攻略本」を駆使する最強の魔法使い」情報で無双するという新しいパターン「「攻略本」を駆使する最強の魔法使い」は、「ガンガンONLINE」に掲載されている作品です。 なろう系小説のコミカライズ作品で、剣...

 

「最強タンクの迷宮攻略」の3つの魅力

このような特徴がある「最強タンクの迷宮攻略」ですが、本作には3つの魅力があると私は思っています。

その魅力について順番に紹介していきます。

存分に描かれるタンクのかっこよさ

先ほども紹介しましたが、主人公のルードは、タンクという、敵の攻撃を引きつける職業です。

普通は地味なポジションとして、主人公向きではないのですが、そのカッコよさを描くことに成功しており、頼りがいのある主人公になっています。

例えばルードは、自分たちよりも強大な敵に対しても、ひるまずその攻撃を受け止めます。

最強タンクの迷宮攻略紹介画像
(出典:「最強タンクの迷宮攻略」)

 

そしてそれだけではなく、味方を勇気づけることで、強敵を倒すことに大きく貢献しています。

最強タンクの迷宮攻略紹介画像2
(出典:「最強タンクの迷宮攻略」)

 

このように、ルードは、単純にパーティの壁役・囮役になるだけではなく、周りに勇気を与える精神的な支柱のような活躍を見せてくれます。

その活躍で、タンクのかっこよさを感じさせてくれます。

 

このように、異世界漫画とは違い、強力な魔法をぶっ放したり、華麗な剣の技を見せるのでなく、仲間を守るかっこよさが楽しめるところが本作の魅力です。

美少女たちからモテモテのハーレム

本作のもう一つの魅力は、異世界漫画の王道設定であるハーレムです。

ただ単純に、色々なキャラからモテるのではなく、それぞれのタイプや設定の違う色々な美少女キャラが登場します。

マニシア

ルードの妹であり、原因不明の病気で体が弱く、ルードは彼女の治療のために冒険者をしています。

ルードは重度のシスコンで、いつも彼女にデレデレで、マニシアの方もブラコン気味で、子どもでもないのに肩を寄せ合ったり、くっつくシーンが見られます。

最強タンクの迷宮攻略4
(出典:「最強タンクの迷宮攻略」)

ニン

ルードがいた勇者パーティのメンバーで聖女で、ルードが抜けたあと、勇者パーティを抜けて彼を追ってきます。

ルードに好意を寄せているのがわりと明白で、時折彼にアピールをしますが、ルードが奥手で消極的なため、ラブラブ状態にはなりそうもありません。

フィール

ルードの故郷の自警団で活動する娘。ルードのタンクとしての活躍っぷりに惚れ、アプローチを試みるが、マニシアやニンの存在の前に埋もれてしまいがちです。

 

この他にも、田舎に向かう途中に救い、行動を共にするようになる少女のルナや、元パーティメンバーの美人姉妹など、色々な女性キャラが登場し、それぞれの形でルードを慕うようになります。

 

ハーレムといっても、一夫多妻的に女性をはべらすようなハーレムではなく、モテるけれども、鈍感で奥手なため、誰とも濡れ場に突入することはなさそうです。

主人公の強さや逞しさにみんなが惚れるという、さわやかなハーレムというイメージです。

クビにした勇者を見返す!ざまぁ系が堪能できる

もう一つの魅力は、そのストーリー展開です。

本作が勇者パーティ追放系の設定であることは紹介しましたが、本作はそのなかでも、追放した勇者を見返すという「ざまぁ系」展開が楽しめます。

ざまぁ系とは、やられた相手にやりかえす時に言う「ざまぁみろ」からきていると思われ鵜る言葉で、自分を陥れた相手を見返す展開です。

小説家になろうで大流行中の「ざまぁ系」って知ってるか?

 

ルードは最初に勇者パーティを追い出されるだけではなく、その後色々な場面で見下されます。

しかし、どんな逆境にもめげず、力を磨いて活躍し、自分を見下してくる相手を見返すストーリーが堪能できます。

有名なドラマでいうと、半沢直樹のように、追い込まれてからの鮮やかな逆転劇で、読む人に爽快感を与えてくれるのが大きな特徴です。

 

異世界漫画では有名な「盾の勇者の成り上がり」も同じようにざまぁ系の作品に分類できると思います。

 

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気になるストーリーを少しだけネタバレ解説

このような魅力のある「最強タンクの迷宮攻略」ですが、そのストーリーが気になるところだと思います。

ここでは、ストーリーの気になるポイントについて、ちょっとだけ紹介します。

若干ネタバレになるので、嫌な人は見ないでください!

ルードの正体不明のスキルって何?

あらすじにもある通り、ルードは正体不明のスキルによってパーティを追い出されてしまいますが、田舎に帰る途中に助けた少女によって、彼の隠された2つスキルが判明します。

生命変換

今までに受けたダメージを攻撃力に変換することができる。

ゲームの中のスキルとして、最大HPと現在HPの差分だけダメージを与えるというものがありますが、それに近いようなイメージです。

受けたダメージが大きければ大きいほど強力な攻撃ができるので、このスキルによって、タンク役のルードでも、必殺級の攻撃を放つことができます。

 

犠牲の盾

ルードが「仲間」と認識した相手が受けたダメージを肩代わりできる。

つまり、このスキルが発動している間は、仲間は一切ダメージを受けないということになります。

タンクとして理想的な壁役になりますね。

 

これらのスキルを組み合わせることで、ルードは仲間のダメージを代わりに引き受けつつ、蓄積したダメージを攻撃力に変換できることになります。

他の異世界漫画の主人公ほどの派手なチートではないですが、タンクとしては最大級のチートと言えるでしょう。

 

勇者パーティでルードが突然ダメージを受けていたのは、実は仲間のダメージを彼が肩代わしていた結果でした、

そのため、彼が抜けてしまった結果、勇者パーティの耐久力は極端に下がってしまい、以前のように迷宮を攻略できなくなってしまいます。

 

その反面、自分の能力を把握したルードは、パーティメンバーを上手くかばい、必殺の一撃を繰り出すという、さらなる活躍を見せるようになる・・というキグラスにとってなんとも皮肉な結果になります。

本作の1巻から、さっそくその展開が堪能できます。

憎き勇者・キグラスはどうなる!?

本作で気になる展開と言えば、ルードを追い出した憎き勇者・キグラスの今後でしょう。

原因不明のスキルがあり、ルードが突然ダメージを受けてしまうという理由で、彼をパーティから追い出すだけでなく、彼から剣を取り上げるという非情ぶりです。

最強タンクの迷宮攻略紹介画像3
(出典:「最強タンクの迷宮攻略」)

ルードの代わりとなる「回避型のタンク」を入れたキグラス達ですが、その後、どうなったか気になる人も多いでしょう。

 

スキルの説明でも触れましたが、彼らのパーティは、実はルードのスキルが肝になっていました。

それがなくなったため、彼らはダンジョン攻略にてこずるようになり、内部分裂→解散という運命をたどります。

キグラス自らの愚かさが招いた、当然の結果と言えますね。

 

そして胸熱なのが、キグラス達が敵わなかった迷宮の攻略に、ルード達が新しいパーティで臨むという展開になるところです。

もちろん、腐ってもそれなりの力があった勇者パーティで踏破できないため、ルード達のパーティも簡単にはいきません。

そこをどのように攻略するのか、というところが面白いところであり、序盤の見どころになっています。

 

ちなみに、勇者パーティが解散したルードは、自分の非を認め、ルードへの謝罪代わりにあることをします。

このシーンで最初の悔しさが晴れることになり、また、いけ好かないキグラスですが、少し良いキャラになります。

本作の2巻に収録されており、特にスッキリするシーンなので、気になる人はぜひ。

 

 

謎の仲間・マリウスとは?

そしてもう一つ、最近の展開で注目が集まっているのが、マリウスという青年です。

キグラス達の代わり迷宮に挑戦したルード達ですが、その後マリウスと名乗る青年に付きまとわれるようになります。

本作の世界観には珍しい和装のキャラで、戦闘の腕は即戦力クラスの強さです。

 

ルード達のパーティには珍しい男性で、前衛攻撃タイプであり、貴重な人材でもあります。

彼が加わることで、パーティとしてのバランスが取れるというのもあり、なりゆきでルード達のパーティに加わります。

 

しかし、彼は、その出自について、ルード達とは決定的に違う点があります。

軽いキャラクターのわりに、重い出自を抱えている彼を、ルード達は本当に受け入れるかどうか・・という点も気になるところです。

「最強タンクの迷宮攻略」が好きな人へのおすすめ作品

以上のように、「最強タンクの迷宮攻略」について、ストーリー概要と特徴、その魅力、気になるポイントの紹介をしてきました。

本作は、ハーレム・追放・ざまぁ系という、王道な異世界漫画の設定をしっかり踏まえながらも、タンクという珍しい職業かっこよさを上手く描いているところが、大きな魅力と言えます。

 

本作のざまぁ系展開が好きな人は、こちらの作品がおすすめです。

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ちなみに、本作はマンガアプリ「マンガUP!」で連載されています。

アプリについて詳しく知りたい人はコチラを参考にしてください。

 

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